こんな面白そうなテーマの記事を見つけました。
コワーキングスペースがこれだけ儲からないのに出店したい人が絶えない理由
札幌で札幌ものづくりオフィス&カフェSHAREというコワーキングスペースを運営されているサイトウさんという書かれている記事なんですが、確かに「コワーキングスペース始めたいんです」という人は多いなと思いまして。
かつ今プラス自体が「儲からない」とわかっていた上でコワーキングスペースを始めたので、そういう人の目線で書いてみてもいいかなと思って書くことにします。
なぜなら僕個人としては、ものを介さない商売にはお金を出したい人が少ないからだと思っています。
と私自身も思います。
コワーキングスペースで何するの?という人が滋賀に多いのは、明確な「利」が見えないから。
例えば滋賀で言えばコメダ珈琲やスターバックスで作業する人は、ちらほら見かけますが、これは「ゆっくり作業できるスペース」と知っていてかつ「飲み食い」が出来るからです。
コワーキングスペースの場合、美味しい珈琲を提供するわけでも美味しいケーキやお昼ごはんを提供するわけでもありません。
純粋に言えば、作業できるスペースをまず提供するわけです。
そして、その作業をする段階においてコミュニケーションが取れることはカフェなどにはない特徴になります。
突然スターバックスで作業していて横の人に「今何してるんですか?」とか喋りかけられたら「えっ!?」ってなりますもんね。
コワーキングスペースでは会話としての掴みで当たり前のことだけれど、場所が変わればその会話自体は成立しなかったりします。
コワーキングというスペースに価値を与えるかどうかは僕自身の仕事でもありますし、まだ見えない何かを求めるコワーキング利用者の期待でもあります。僕はこのスペースにまだまだ価値を与えて、たくさんの利用者さんに満足してもらえるようにして行かなきゃ行けないと考えています。
コワーキングスペースを利用する人は、そこで「新しい出会い」や「何らかの刺激」なんかを求めに来られます。
それは提供する側としても同じで、「コワーキングスペースで面白いことが生まれる」ことに対して提供側も期待を持っているからなのでは。
私自身、コワーキングスペースとして滋賀県で今プラスをしたことで、この先の人生で出会うことがないはずの人達と出会えました。
ただ出会えただけではありませんよ。名刺の交換をしただけでもありません。
お互いの近況を語って、これはこうだ、あれはああですよね。とか話し合いながら、笑いあいながら、「じゃあ僕はこうします。」「やる気出てきました」とか言える仲になりました。
提供側にとっては、「何かを求めに来る」人がコワーキングスペースに訪れてもらうことで、刺激をこちらも与えられるわけです。
いやー、儲からないとは思わないけどなー。運営サイドの人達がネガティブになりすぎ。そんなことはないと思うんだけどなー。 RT 儲からないと知りつつもコワーキングスペースを始めた動機。 http://t.co/pmZHWZ5cgG
— 星野邦敏 (@khoshino) 2014, 7月 24
上のご意見を参考に、続報書いてみました。
宜しければこちらも併せてお読み下さい。
→儲かるとは?滋賀のコワーキングスペースで目標額を達成するまでを考える。
1987年2月生まれ、滋賀県湖南市育ち、現在湖南市の三雲駅から徒歩20分超の場所でコワーキングスペース「今プラス」の管理人をしております。
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