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AfterEffectsのエクスプレッション「loopOut」を使った実例と、loopOutで何が出来るか。

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AfterEffectsには指定したキーフレーム間で繰り返しなどの制御などを出来るエクスプレッションという機能があります。
エクスプレッションって何?エクスプレッションの追加方法からまずはメモします。

例えば同じ動作をループさせたいときに、キーフレーム毎に1つずつ作っていくのは大変面倒。そんなときこそエクスプレッションの効果が発揮します。

エクスプレッションにはループだけではなく、かなり様々な制御を行ってくれる機能があるんですが、今回はその中のloopOutについて実例と共にご紹介します。

loopOutを使うとどうなるのか


loopOutとはエクスプレッションの1つでキーフレームの繰り返し機能で、指定したキーフレームの最後から一番最初に戻って繰り返しを行うことが出来ます。



例えば上の動画は、loopOutを使って、各部位を繰り返しているだけで作れる動画です。




こちらはその動画から腕だけを表示してわかりやすくしたのですが、どうでしょうか。




Loopout_1

キーフレームだけを見ると、腕の位置と方向を変えて前と後ろに手を降っていることがわかります。

これをループさせる時にキーフレーム毎に同じ値を打っていくのは面倒ですよね。
そこで、loopOutを使います。



loopOutを使う方法と設定内容


Loopout_1
loopOutを使うにはまず値を選択して、[アニメーション]→[エクスプレッションを追加]をクリックします。

指定した値にエクスプレッションの項目が追加され、初期設定のtransform.positionが入ります。
この値の所にloopOutを記述してもいいのですが、それよりも便利な使いたいエクスプレッションを選べる機能があります。



Loopout_4
それはエクスプレッションの右にある矢印をクリックします。すると一覧でエクスプレッションの機能が表示されるので[Property]→[loopOut…]をクリックします。
すると、[loopOut(type = “cycle”, numKeyframes = 0)]が代入されるので、この値を変更して使いましょう。


ちなみにループには種類があり、type=”cycle”のcycle部分を変更することでループを変更できます。

・cycle→繰り返し
・continue→キーフレーム終わりに、元のキーフレームには戻らず最後のキーフレームから継続されます。
・pingpong→逆再生してから再生を繰り返します


numKeyframesでは、ループするキーフレームの数を選ぶことが出来ます。ループさせるだけであればここは0でOK。


このようにエクスプレッションを知っておくことで手間を省き、なおかつ制作がしやすくなります。
まだまだAfterEffectsもエクスプレッションも勉強中の身ではありますが、理解度を進めるため覚えたエクスプレッションは随時更新していきます。

ではでは。




AfterEffect初心者はまずこちら。(本当にわかりやすく書いてました!)





応用編でチュートリアルをいっぱい作って覚えたい!という方はこちらがオススメ。

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1987年2月生まれ、滋賀県湖南市育ち、現在湖南市の三雲駅から徒歩20分超の場所でコワーキングスペース「今プラス」の管理人をしております。
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