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知的財産の検定とは?知的財産管理技能検定の概略についてまとめてみる。

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知的財産_1

こんにちは、今プラス管理人です。

つい先日知り合いが知的財産管理技能検定を受けたようで、速報を見るとどうやら合格は間違いなしとのこと。

話をしていたときのふとした話題だったのですが、思い返すと「知的財産管理技能検定ってなに?」と思ったので概略をまとめてみることにします。


知的財産とは?




まず検定の前に知的財産とは何か明確に答えられるかたはいますか。

一昔に比べたらかなりの方が「こういう意味じゃないの。」と答えられると思います。ブロガーなら特にですよね。

人間が考えた時にピョコっと出てくるアイデア。これには形はありません。でもそのアイデアから本を作ったり、物を作ったりするとそこには著作権などが誕生します。

アイデアなくしては物は発明できないのです。

知的財産とはこの形としてはないけれども価値があるもの、無形財産と呼ばれるもののことを指します。

例えば最近では一部のバイラルメディアなどが許可無く丸ごと元記事を転載して物議をかもしだしているケースがあります。これは元のアイデアを盗んだ。つまり知的財産を奪ったという認識です。


海外でブランドバッグのレプリカを買ってネットオークションで売るつもりだけど大丈夫?
自分で購入した絵画の画像を自分のブログに張り付けても大丈夫?
これ以外にも

会社で就業時間後に勉強会を開くために1冊参考書を買って皆でコピーして利用するのは大丈夫?
面白いアイデアを思いついたけどこのアイデアは特許を取って儲けられる?



知的財産管理技能検定の実施機関である知的財産教育協会に記載している例ですが、これらに明確に応えれるよう知識を持っておこうというのが知的財産管理技能検定を勉強する醍醐味です。

ネットの誕生でアイデアは簡単に書けてしまい、そしてデータとしてまとめられてしまうとこれまた簡単に配布されてしまいます。

知的財産の知識を持っていないと、これはしていいことか、もしくは良くないことかを判定するのがどうしても感情論になってしまうのかもしれません。



知的財産管理技能検定とは?


知的財産管理技能検定には1級から3級にわかれており、1級になると選択作業というのが特許、コンテンツ、ブランドに分かれます。

またこの検定はいずれも国家資格で合格すると技能士と称することができるようです。1級のコンテンツ専門作業なんかはブロガーにとっては気になる知識箇所ではないでしょうか。

2014年8月の自店ではなんと1級のコンテンツ専門業務に合格している方は一人もいません。というか全国的にも135人(第18回検定までの述べ受検申請者数は197,816人)しかいないようです。

またこの知的財産管理技能検定は3級であれば受験資格の実務経験は必要ないのですが、2級になると実務経験が必要となってきます。
※3級合格者は2級受験時に実務資格は必要なし。(2014年12月現在)

知的財産管理技能検定2級以上の受験資格に必要となる実務資格とは。


【実務経験とは】
実務経験とは、知的財産の創造・保護・活用のいずれかに係る業務に携わった経験を指します。
受検申請の際、実務経験については、自己申告制です。第三者による証明は不要です。
但し、申告した内容が事実に反することが判明した場合には、合格後においても、
その合格の決定を取り消すことがあります。

実務経験とは

実務経験について、公式サイトでも書かれていますが認められるのは企業や機関、特許事務所なので知的財産の創造・保護・活用いずれかに業務として関わっていて初めてカウントされるようです。

つまり個人の趣味などは除外。

まずは興味のある方は3級から受けていくのがイメージとしても把握しやすそうです。


公式サイトには過去問のページもあったり、公式テキストのリンクもあります。
国家試験 知的財産管理技能検定 過去問題

試験の日程は年間で3回行われ現時点からだと一番早いのが2015年の3月8日ですね。ちょっと3級から受けてみようかな。

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1987年2月生まれ、滋賀県湖南市育ち、現在湖南市の三雲駅から徒歩20分超の場所でコワーキングスペース「今プラス」の管理人をしております。
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