HTML5が浸透してきて、より適切なコーティングが求められるようになったここ数年。
「「HTML5」がついにW3C勧告に」のニュースが10月28日に報じられていたんですが、今更ながらW3CってHTMLとかの標準期間を定めている機関だったけ?ぐらいの認識だったので今後恥ずかしい思いをしないようにちょっと調べてみました。ついでにW3C勧告になるとどうなるのかも。
・HTML5勧告?オープン・ウェブ・プラットフォームの重要なマイルストーンを達成
W3Cは、Web技術の標準化と推進を目的とした、会員制の国際的な産学官共同コンソーシアムです。アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所(MIT CSAIL)、欧州19カ国の各代表研究機関で構成されるフランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム(ERCIM)、および日本の慶應義塾大学がホスト期間として共同運営しています。コンソーシアムにより提供されるサービスには、開発者及び利用者の為のWorld Wide Webに関する豊富な情報、新技術を応用した様々なプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などが挙げられます。現在までに300を超える組織がコンソーシアムの会員として参加しており、日本からはこのうち約30組織が参加しています。
つまりW3Cで認められればWebでの標準の技術仕様となり、イメージ的にパッと出来てすぐ消えてしまう存在にはなりにくいということですかね。
ちなみに読み方はワールドワイドウェブコンソーシアム。
かん‐こく〔クワン‐〕【勧告】
[名](スル)ある行動をとるように説きすすめること。「辞職を―する」「人事院―」
Webの規格の標準化を推進するW3Cにとって、この勧告を受けられるということは開発者にとって、これがW3Cから認められている、薦められているものだという意味になるわけです。
HTML5の誕生自体は数年前からで、これまではHTML4.01がW3Cの標準と勧告されていました。
現在はIEやCrome、Firefoxをはじめ多くのブラウザがHTML5の仕様に対応していますが、正式に標準仕様として認められたことでWeb制作側にとっては古いブラウザを切り捨ていることがより出来るようになったでしょう。
(受託条件によっては難しいかもですが。)
より使いやすくなるHTML5での制作
HTML5になって、図形が描けるようになったりビデオや音声を容易な形で使えるようになったりと技術的な部分でHTML4.01に比べてグンっと増えました。
これまでHTML5が勧告されなかった理由には、標準仕様に対しての環境がエンドユーザーを含めて対応できていなかったからではないかと個人的に思っています。
このHTML5勧告はそういう意味でもこれからまた新しいHTMLの標準仕様が生まれるまで長らく愛される存在となりそうです。
1987年2月生まれ、滋賀県湖南市育ち、現在湖南市の三雲駅から徒歩20分超の場所でコワーキングスペース「今プラス」の管理人をしております。
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